[ロンドン 30日 ロイター] - 中国の劉暁明駐英大使は30日、米国で一部の政治家らが11月の大統領選に向け支持拡大を目論み、新冷戦をあおっていると主張した。
劉大使は、中国との貿易戦争を始めたのは米国であり、このようなやり方では誰も得をしないと指摘。「強引なのは中国でなく、米国が新冷戦を始めたがっているため、われわれも対応せざるを得ない」と述べ、「冷戦は誰の利益にもならない」と述べた。
また、一部の米政治家が選挙で当選するためにあらゆる言動を行い「中国を敵扱いしている。おそらく彼らは敵や冷戦が必要なのだろうが、われわれには関係ない。米国には中国が敵ではなく、友人でありパートナーだといつも伝えている」とした。政治家の具体的な名前には触れなかった。