[ボストン 28日 ロイター] - 日産自動車 (T:7201)の前会長、カルロス・ゴーン被告の逃亡を手助けした米国人容疑者2人について、米裁判所の判事は28日、日本への身柄引き渡しの回避を意図した両容疑者の主張に疑念を示した。
日本政府は、マサチューセッツ州で5月に逮捕された米陸軍特殊部隊グリーンベレー元隊員マイケル・テイラー容疑者と息子のピーター・テイラー容疑者の身柄引き渡しを要請している。
両容疑者の弁護士は、日本の刑法では「保釈中の失踪」を手助けすることは罪に問われないと主張。これに対し、ボストンの裁判所の判事は、両容疑者が日本の刑法に違反したかどうか、米国の裁判所が判断を下すことに懸念を示した。
判事は1週間以内に判断を下すと表明。裁判所が身柄引き渡しに合意すれば、ポンペオ国務長官が最終的な決断を下す。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200828T200824+0000