[ニューヨーク 29日 ロイター] - 女子テニスの世界ランク10位、大坂なおみ(22)は、29日にニューヨークで行われる予定だったウエスタン・アンド・サザン・オープンのシングルス決勝をけがで棄権した。
大坂は声明で「けがで棄権することになり、申し訳なく思う」とコメント。「昨日の(準決勝)第2セットのタイブレークで痛めた左太もも裏のけがが思うように回復しなかった」と説明した。
この結果、世界ランク59位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)が優勝した。
大坂は米国での人種差別に抗議するため、準決勝には出場しない意向を表明したが、のちにこれを撤回。28日にエリーズ・メルテンス(ベルギー)を下した。
男子シングルス決勝では、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)がミロシュ・ラオニッチ(カナダ)を1─6、6─3、6─4で下して優勝した。