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米司法省、クシュナー氏弁護士を捜査 恩赦巡る汚職疑惑で=NYT

発行済 2020-12-04 14:20
更新済 2020-12-04 17:36
© Reuters. 米司法省、クシュナー氏弁護士を捜査 恩赦巡る汚職疑惑で=NYT

[ワシントン 3日 ロイター] - トランプ米大統領の娘婿、クシュナー上級顧問の弁護士が、脱税で有罪判決を受けた人物の大統領恩赦を巡る汚職に関与した疑惑で米司法省の捜査を受けたことが、米紙ニューヨ-ク・タイムズ(NYT)の報道で分かった。

米連邦地裁は1日、大統領恩赦の見返りにホワイトハウスに違法献金が行われた疑惑を巡る司法省の捜査について文書を公表したが、疑惑に関する詳細や関与した人物の名前など多くの部分は非開示となっていた。NYTは関係筋の情報を基に捜査の詳細を報じた。

それによると、捜査の対象になったのはクシュナー氏の弁護士アビ・ローウェル氏と、トランプ氏の資金集めを担当するエリオット・ブロイディ氏。起訴はされていない。

ブロイディ氏の弁護士は声明で「ブロイディ氏は捜査されておらず、誰からも一切告発を受けていない」とした。

ロイターは司法省やローウェル氏の代理人のコメントを現時点で得られていない。

NYTによると、司法省の捜査は、脱税などの罪で2014年に有罪判決を受けたカリフォルニア州の心理学者の恩赦を見返りとした献金疑惑に絡むもの。

恩赦を得る取り組みの一環でサンフランシスコの不動産デベロッパーが政治献金を行う計画だったという。このデベロッパーは2018年に死亡した。

有罪判決を受けた心理学者は2年以上収監され、大統領恩赦は与えられなかった。連邦刑務所局によると、2019年8月に釈放された。

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