[シンガポール 10日 ロイター] - 英国とシンガポールの通商担当相は10日、自由貿易協定(FTA)に調印した。欧州連合(EU)を離脱した英国は移行期間が年末に終了するのを前に各国との協定締結に取り組んでいる。
英国とシンガポールが締結したFTAは、シンガポールがEUと結んでいる協定とほぼ同内容。
英国のトラス国際貿易相は、シンガポールとのFTA調印に先立ち「英国は国際通商における主要勢力として復活した」と強調。「われわれは共に、経済的な潜在性や機会が豊富な、より明るい未来への道を切り開いていく」などと語った。
シンガポールにとって英国はモノの貿易で第3位の貿易相手国で、サービス貿易では第2位。シンガポールの投資先として、英国が欧州でトップとなっている。
シンガポールの公式統計によると、英国とシンガポールの2国間貿易の規模は、2019年は総額135億ドル。
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