[ローマ 14日 ロイター] - イタリア政府はクリスマスから年始にかけて、全国的な外出制限の強化を検討している。新型コロナウイルス感染が急拡大するとの懸念が背景にある。
現地メディアの報道によると、政府は「レッドゾーン」と呼ばれるロックダウン(都市封鎖)措置を、12月24日から少なくとも1月2日まで実施し、夜間外出禁止の延長や不要不急の移動の禁止、週末・祝日期間の飲食店・商業施設の閉鎖を行う方針。
14日朝に閣僚と専門家を交えた協議を行い、決定するとみられている。
イタリアの新型コロナウイルス感染症による死者は13日時点で6万4520人となり、英国を上回って欧州で最多となった。