[北京/シンガポール 17日 ロイター] - 中国石油天然気集団公司(CNPC)の調査部門は17日、政府が最近掲げた炭素中立目標の下、石炭などの一次エネルギーの消費は2035年ごろがピークになるとの予想を示した。
習近平指導部は、温室効果ガス排出量の増加を2030年より前に食い止め、60年までに排出量を実質ゼロ(炭素中立)にすることを目指している。
CNPCの調査部門は年次長期エネルギー見通しで、中国の石油需要が25年ごろまでに7億3000万トンで、天然ガス需要は40年ごろに5500億立方メートルでそれぞれピークを打つと予想した。
現在エネルギー源の58%を占める石炭については、25年から消費量が大幅に減少し、35年に29億トン、50年には9億トンとなると予想した。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20201217T090240+0000