[ジュネーブ/チューリヒ 5日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は5日、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて21─28日以内の2回接種を推奨すると発表した。
新型コロナワクチンの供給量が限られる中、WHOは最も効果的なワクチン接種の方法を検証してきた。
WHOの予防接種に関する戦略諮問委員会(SAGE)のアレハンドロ・クラビオト委員長はオンライン会見で「審議の結果、ファイザー製ワクチンは21─28日以内に2回接種することを推奨する」と指摘。「SAGEはファイザー製ワクチンの供給制約が異例の状況にある国に対し、1回目の接種の恩恵を享受する人数を最大化するために2回目の接種を数週間遅らせる旨の規定を設けた」とした。
その上で「疫学的な状況に応じた各国の判断にはやや寛容にならなければならない」と述べた。