[モスクワ 1日 ロイター] - ロシアの連邦検察当局は、勾留中の反体制派指導者ナワリヌイ氏について、2日に予定される裁判で最高3年半の実刑に切り替えるよう求める考えを示した。
連邦刑執行局は、執行猶予中の義務に違反があったとしてナワリヌイ氏に最高3年半の禁錮刑を執行するよう求めており、2日はこの申し立てが審理される。
最高検察庁は、申し立ては正当で、連邦検察官が裁判所にこの申し立てを認めるよう訴えるだろうと述べた。
この問題を巡っては、1月31日にナワリヌイ氏の釈放を求める抗議運動が各地で行われ、全国で5000人超が拘束された。
ブリンケン米国務長官は、これに「深い遺憾」を表明し、ロシアに対する何らかの措置を検討すると表明した。
一方、ロシア政府は、国内の違法なデモに関するブリンケン氏の発言には取り合わないとし、米国による制裁に警告を発した。