[東京 25日 ロイター] - 菅義偉首相は25日の参院予算委員会で、米国のバイデン政権も北朝鮮に完全な非核化を求める政策は変わらないと理解していると述べた。竹内真二委員(公明)への答弁。
竹内氏は25日朝の北朝鮮による弾道ミサイル発射を踏まえ、オバマ政権やトランプ政権でも進展が見られなかった北朝鮮の非核化に対する菅首相の姿勢を質した。
菅首相は「日本としては、安保理決議に従い、北朝鮮によるすべての大量破壊兵器とあらゆる射程の弾道ミサイルの完全で検証可能な、かつ不可逆的な廃棄、いわゆるCVIDを求める方針に変わりはない」と述べ、「バイデン政権においても北朝鮮に対して完全な非核化を求める政策は変わっていないと考えている」と語った。「今後とも日米、日米韓3カ国で緊密に連携し、中国、ロシアを含む国際社会と協力しながら、関連する安保理決議の完全な履行を進め、北朝鮮の完全な非核化を目指したい」と強調した。
(竹本能文 編集:山川薫) OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20210325T021116+0000