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フィリピン、南シナ海での中国海警船の妨害行為を非難

発行済 2021-11-18 16:01
更新済 2021-11-18 16:09

[マニラ 18日 ロイター] - フィリピンは18日、南シナ海を航行していた物資補給船に中国海警局(日本の海上保安庁に相当)の船が放水銃を使用して妨害したとして、中国を「最も強い表現」で非難すると表明した。

16日、南沙諸島(スプラトリー諸島)のアユンギン礁付近を航行していた補給船が中国海警局の妨害行為を受けた。ロクシン外相によると、けが人は出ていないが、補給船は軍への物資輸送を断念した。

ロクシン外相は声明で「中国はこの地域で法執行権を持っていない。中国は留意し、引き下がらなくてはならない」と表明。駐フィリピン中国大使に「最も強い表現の憤り、批判、抗議」を伝えたとした。

中国大使館のコメントは得られていない。

アユンギン礁はフィリピンの排他的経済水域内にあるが、中国は南シナ海に独自に引いた境界線「九段線」に基づき、領有権を主張している。

ロクシン外相は、中国の態度は両国の「特別な関係」を脅かすと指摘した。

テオドロ・ロクシン(Teodoro Locsin)外相は、中国政府に「怒りと非難、抗議」を表明したと述べた。ロクシン氏によれば、今回の一件が起きたのは16日、南沙諸島(スプラトリー諸島、Spratly Islands)のアユンギン礁(Second Thomas Shoal)にフィリピン船が向かっていた時だという

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