[ワシントン 19日 ロイター] - 米ホワイトハウスのサキ報道官は19日、ロシアがウクライナとの国境沿いで軍を増強している問題で、米政府がロシアに対し直接的に懸念を表明したと明らかにした上で、事態の沈静化を呼び掛けた。
サキ報道官は記者団に対し「ロシアのウクライナに対する軍事的な活動と厳しい表現を米政府は深く懸念している」とし、ロシアに対し事態の沈静化を呼び掛けた。
ロシアのプーチン大統領は18日、一線を超えてはならないとするロシアの警告を西側諸国は軽視していると表明。これについてロシア大統領府は19日、ウクライナに対する武器提供を含む北大西洋条約機構(NATO)の挑発的な行動に対応するものだったと説明した。
ロシアとウクライナは全長1944キロの国境を共有。ウクライナはロシアによる国境沿いの軍増強に反対している。