[ソウル 12日 ロイター] - 韓国を訪問中のバウアー北大西洋条約機構(NATO)軍事委員長は12日、NATOは新規加盟を排除しないとした上で、加盟するかどうかを決定するのはスウェーデンやフィンランドなどの当事国だと語った。
バウアー氏はソウルで記者団に「加盟を申請することを決めるのはその国家だ。われわれがNATO加盟を強要することはない」とした。
バウアー氏は今週の韓国訪問で、ウクライナ情勢のほか、韓国とNATOの軍事協力について協議した。
11日にはウクライナのゼレンスキー大統領が、ビデオを通じて韓国国会で演説し、軍事支援を求めた。
バウアー氏は、ゼレンスキー大統領の要請について韓国の当局者と議論したが、現時点で提供できるのは非軍事的な支援のみとの韓国側の立場を確認したと説明した。