[キーウ(キエフ) 21日 ロイター] - ウクライナ検察は21日、ロシア軍に制圧されていた南部ヘルソンで、ロシア軍が住民に対する拷問を行ったとされる4カ所の場所を特定したと発表した。
対話アプリ「テレグラム」に掲載された声明によると、ロシア軍はヘルソンの拘置所や警察の建物に「擬似的な法執行機関」を設置。建物からは木製バットや手錠などが発見されたほか、壁には銃弾の跡があった。検察は「独房や地下室で拷問、身体的・心理的暴力が行われていた」としている。
これとは別にロイターは複数の住民の話に基づき、ロシア軍が尋問や拷問に利用したヘルソンの警察の建物を特定している。
ロシア大統領府と国防省からこれらの件に関するコメントは得られていない。