[イスタンブール/アンマン 21日 ロイター] - トルコは21日、シリア北部からクルド人武装勢力による迫撃砲攻撃があり、2人が死亡したと発表した。イスタンブールで先週に起きた爆発を受け、トルコは20日にクルド人勢力の拠点を空爆しており、国境を超えた報復が激化している。
トルコ軍は反撃していると発表。安全保障当局高官はトルコ機がシリア北部への攻撃を再開したとロイターに述べた。
トルコのソイル内相はシリア側からの攻撃について、国境に近いガジアンテプ県に複数の迫撃砲が着弾し、子どもと教師が死亡、少なくとも6人が負傷したと明らかにした。
CNNトルコは、クルド人武装組織「クルド人民防衛隊(YPG)」が支配するシリア北部コバニから攻撃が行われたと報じた。
トルコは20日にシリアとイラクを空爆し、クルド労働者党(PKK)やYPGに関連した89の標的を破壊していた。
トルコ防衛省は、20日と21日に実施した空爆と地上発射型兵器による攻撃で武装勢力184人が死亡したと発表した。
トルコは20日の作戦について、6人が死亡したイスタンブールでの爆発の報復だと説明。当局はクルド人武装勢力が爆発に関与したとしているが、PKKなどは否定している。
トルコメディアによると、エルドアン大統領は地上部隊の投入も排除しない考えを示した。
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