[30日 ロイター] - ロシア軍は30日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)をミサイルやドローン(無人機)で攻撃し、少なくとも2人が死亡、2人が負傷した。ウクライナの当局者が明らかにした。ウクライナ軍が破壊した攻撃物の残骸が市内の複数の建物に落下した。
クリチコ市長はメッセージサービス「テレグラム」に、死者2人は非居住用ビルで発見されたと投稿。1人はガラスの破片で負傷した。攻撃物の残骸は首都の4カ所に落下したとしている。
キーウの軍当局者、セルヒイ・ポプコ氏はテレグラムで「敵は無人機やミサイルを使った大規模な攻撃を仕掛けてきた。キーウは春以降、これほど大規模な攻撃を経験していない」と述べた。
最初に複数の無人機が別々の方角からキーウに飛来。その後、ロシア軍は戦略爆撃機「Tu─95」からミサイルを発射したという。
ウクライナ軍のザルジニー総司令官は、ウクライナは28発のミサイルのほか、16機のドローンのうち15機を撃墜したと述べた。
一方、ロシア国防省は、ロシア軍はウクライナの指揮所や偵察所を多数攻撃したと発表。「攻撃目標は達成された。指定された目標はすべて無力化された」と述べた。
ただ、住民によると付近に軍用施設はないという。
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