[香港 1日 ロイター] - 中国当局は1日から全国的な人口調査を開始する。中国では少子高齢化が進んでおり、2022年末の人口は61年ぶりに前年末を下回った。
国家統計局によると、都市部と農村部に焦点が当てられ、50万世帯をサンプルとして15日まで実施する。
中国の人口動向を把握し、政府と共産党が経済・社会政策を策定するための基盤となる。
20年11月に行った前回の10年に1度の国勢調査では、1950年代の近代的な人口調査開始以降初めて人口増加ペースが最も鈍化した。
22年の人口は約85万人減少して14億1175万人だった。人口減少は多数の餓死者が出た1961年以来だった。