Idrees Ali Phil Stewart
[ワシントン 15日 ロイター] - 米海軍の軍艦が紅海でイエメンから飛来したドローン(小型無人機)を撃墜した。複数の米政府当局者が15日、ロイターに明らかにした。
当局者によると、アーレイ・バーク級駆逐艦「トーマス・ハドナー」が現地時間早朝にドローンを撃墜した。ドローンが武装されていたか、また、撃墜される前にどの程度接近していたかについては明らかにしていない。
10月には、イエメンの親イラン武装組織フーシ派がイエメンからイスラエルの方向に向けて発射した4発の巡航ミサイルと15機のドローンを別の米軍艦が迎撃している。
フーシ派を率いるアブドルマリク・アル・フーシ氏は14日、イスラエルに対する一段の攻撃を行うとし、紅海とバブ・エル・マンデブ海峡でイスラエルの船舶を標的にする可能性があると表明した。
イスラエルとハマスの軍事衝突で中東地域の緊張が大きく高まり、紛争の拡大が懸念される中、米国はイランが支援する団体の活動に対する警戒を強めている。