[ワシントン 21日 ロイター] - 米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は21日、イランがロシアに対する弾道ミサイル提供を検討している可能性があると述べた。ウクライナで使用される可能性があるとしている。
カービー氏は、イランがロシアに対し、ウクライナ攻撃に使用する無人機や誘導航空爆弾、砲弾を提供したと指摘。「イランはロシアへの支援をさらに一歩進める準備をしている可能性がある」とし、「イランがロシアに対しウクライナで使用するための弾道ミサイルを提供することを検討していると懸念している」と述べた。
また、ロシアの民間軍事会社ワグネルが親イランの武装組織ヒズボラ、もしくはイランに軍備を提供する準備をしている可能性があるとも指摘。ロシアが支援の見返りとして、イランにミサイルや電子機器、防空を含む「前例のない防衛協力」を行っているとし、米国はイランとロシアの情勢を監視し、必要に応じて適切な行動を取ると述べた。