[ワシントン 21日 ロイター] - 米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は21日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による紅海での貨物船拿捕(だほ)について、明白な国際法違反でイランも加担していると述べた。
フーシ派は19日、日本郵船が運航する貨物船を紅海で拿捕。フーシ派はイスラエルの船だと主張した。
カービー氏は記者会見で「この事態を踏まえ、われわれはテロリスト指定の見直しを始め、同盟国やパートナーと共に他の選択肢も検討する」と述べた。また、船と乗組員の即時解放を求めた。
バイデン政権は発足直後、米国の制裁でイエメンの人道危機が悪化するとの懸念から、フーシ派に対するテロ組織指定を解除していた。
イランは拿捕への関与を否定。船主によると、船は現在、イエメン西部のホデイダ港付近にあるという。