[ワシントン 15日 ロイター] - 米共和党の大統領候補指名争い初戦となる15日のアイオワ州党員集会の会場に集まった有権者にエジソン・リサーチが実施した調査によると、トランプ前大統領に有罪判決が下されたとしても、同氏は大統領職にふさわしいと大半の有権者が考えている。
また約3分の2は、民主党のバイデン大統領が2020年の選挙で正当に勝利したとは思わないと答えた。
調査は有権者登録した共和党員1628人を対象に実施した。
結果は以下の通り。
*66%の有権者が20年の大統領選でバイデン大統領が正当に勝利したとは思わないと回答した。
*65%は大統領候補指名争いで誰を支持するかを先月までに決めたと答えた。
*65%はトランプ氏が有罪判決を受けたとしても大統領にふさわしいと回答。31%が有罪になれば不適格と答えた。
*61%が全米で中絶を禁止する連邦法に賛成すると回答した。
*自身を福音派または生粋のキリスト教徒と考える白人有権者の53%がトランプ氏を支持し、27%がデサンティス氏を支持した。
*トランプ氏のスローガン「Make America Great Again(米国を再び偉大に)」にちなんだ運動に賛同しているとの回答は46%、賛同していないとの回答は50%だった。
*男女問わずトランプ氏は支持率でヘイリー氏とデサンティス氏を2桁の差でリードしているが、大卒者の間ではトランプ氏が約37%の支持を集めたのに対して、ヘイリー氏が28%、デサンティス氏が26%の支持を集めた。
*38%の有権者が候補を選ぶ上で経済問題が最も重要と回答。34%が移民問題を選び、残りは外交政策や人工中絶と答えた。
*14%が共和党候補として最も重要な資質はバイデン大統領に勝つ力があることだとし、41%は共有する価値観が最も重要とした。
エジソン・リサーチはロイターを含む報道機関でつくるナショナル・エレクション・プールを代表して調査を実施した。