[バンコク 17日 ロイター] - 高血圧などのため病院で服役しているタイのタクシン元首相(74)は年齢と健康状態に照らして来月に仮釈放される可能性がある。矯正局当局者が17日に明らかにした。
タクシン氏は権力乱用の罪で禁錮8年の刑に服すため、昨年8月に15年間の海外逃亡生活を経て帰国。刑期はその後、王室の恩赦で1年に減刑された。
矯正局は先週、同氏の健康状態を観察する必要があるとして、警察病院での入院を延長した。
当局者はタクシン氏が2月に釈放される可能性について記者団から問われると、「規則に基づけばタクシン氏は特別仮釈放の資格がある」と回答。仮釈放の正式な申請はまだ受け取っていないという。