[日本インタビュ新聞社] - ■検索データからのニーズや課題の読み解き、考察の作成をサポート
Zホールディングス<4689>(東証プライム)は24日、事業者向けデータソリューションサービス「ヤフー・データソリューション」の一つである「DS.INSIGHT」において、OpenAIの生成AIを利用したデータ分析機能を試験的に導入したと発表した。この機能は、検索キーワードに関連するデータを可視化するとともに、その傾向や背景などの考察を自動的に生成することで、市場調査や商品企画などの仮説設計や分析をサポートするものである。
「DS.INSIGHT」は、Yahoo! JAPANのビッグデータをブラウザー上で調査・分析できるツールであり、生活者の興味関心やライフスタイル、エリア情報やトレンドなどを可視化する4つの機能を提供している。しかし、大量のデータ結果から重要なポイントやインサイトを見つけることは、データ分析に慣れていない方にとっては困難であることが多い。
そこで、同機能では、「DS.INSIGHT People」の「共起キーワード」機能や「時系列キーワード」機能で検索したキーワードについて、生成AIがデータ結果をキーワード群に分類し、その傾向や背景などの考察を記載した分析レポートを表示する。これにより、分析時の前工程を簡略化し、要約されたデータを用いて議論や資料作成に時間を費やすことができる。
同社は、同機能の本格導入を目指していくとともに、ビッグデータの力を解き放ち、企業や自治体での活用により人々の暮らしをより便利で豊かにしていくことを目指すとしている。なお、「DS.INSIGHT」にて可視化されたデータはすべて統計化されており、個人を識別可能なデータは含まれない。また、生成AIにより出力される結果については、信頼性、正確性、完全性、有効性は保証されない。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)