[ヨハネスブルク 7日 ロイター] - 南アフリカ中央銀行が7日発表した2023年第4・四半期の経常赤字は国内総生産(GDP)比2.3%で、第3・四半期の0.5%(改定値)から大幅に拡大した。
年間では1.6%で、財務省予想の1.8%を下回った。
第4・四半期の経常赤字は1655億ランド(87億8000万ドル)で、第3・四半期の344億ランド(改定値)から大幅に拡大した。
第4・四半期は貿易黒字が881億ランドに縮小。第3・四半期は1811億ランドだった。2023年の貿易黒字はGDPの1.5%で、前年の3.4%を大幅に下回った。
中銀は、第4・四半期の貿易黒字縮小は原油や石油精製製品などの輸入額が膨らんだためと分析。輸出額はフルーツや工業製品は伸びたが、宝石類などは減少した。
2023年の経済成長率は0.6%にとどまった。通貨ランドは対ドルで7%超下落し、輸入が割高になった。