米国株式相場は下落。
ダウ平均は603.41ドル安の28256.03、ナスダックは148.00ポイント安の9150.94で取引を終了した。
コロナウィルスによる感染拡大に歯止めがかからず、欧州株が全面安となり、売りが先行。
米国政府が中国への渡航回避を勧告し、中国経済鈍化への懸念から終日下落となった。
セクター別では、小売や電気通信サービスが上昇する一方で、テクノロジー・ハード・機器や半導体・半導体製造装置が軟調。
コロナウィルスによる影響で、デルタ航空(AAL)やアメリカン航空(AAL)が中国便の運休を発表し、下落。
建設機械のキャタピラー(CAT)は、弱気な業績見通しが嫌気され、軟調推移。
石油大手のエクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)は、決算内容が予想に届かず、下落。
一方で、ネット小売のアマゾン(AMZN)は、好決算を発表して大幅上昇。
ITサービスのIBM(IBM)は、ロメッティCEOの退任を発表し、堅調推移となった。
ゴールドマンサックスは、コロナウィルスの影響による中国からの旅行客減少や対中輸出減速を理由に、1-3月期の米成長率が0.4ポイント減少するとの見方を示した。
(Horiko Capital Management LLC)