サイバーマンデー特売。最大60%引きInvestingPro特別セールを請求する

OPECプラス、5月も現行計画維持へ サウジは大幅増産に消極的=関係筋

発行済 2022-03-29 01:07
更新済 2022-03-29 02:37
© Reuters. 石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は、5月も小幅な増産ペースの維持を決定する公算が大きいことが複数の関係筋の話で分かった。

[ロンドン/ドバイ 28日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は、ウクライナ危機を受け原油価格が高騰し消費国が供給増を呼び掛けているにもかかわらず、5月も小幅な増産ペースの維持を決定する公算が大きいことが28日、複数の関係筋の話で分かった。

OPECプラスは昨年8月以降、日量40万バレルの増産を毎月継続。昨年合意した計画によると、5月は日量43万2000バレルの増産を検討する。

原油価格が今月に入り1バレル=139ドルを超え、2008年以来の高値を更新する中、米国などの消費国は一段の増産を要請。ただ、サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)などの主要OPEC加盟国は産油目標を引き上げていないほか、ロシアを含むOPECプラスはウクライナを巡る問題に触れないようにしている。

複数のOPECプラス関係筋はロイターに対し、OPECプラスは5月の計画を維持する可能性が高いと指摘。サウジはロシアへの支持を反映し、大幅増産に消極的になっているとの見方を示した。

ロシア関係筋は「OPECプラスのパートナー国の支持に期待している」とし、OPECプラスが5月の増産計画を引き上げるとは予想していないと述べた。

© Reuters. 石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は、5月も小幅な増産ペースの維持を決定する公算が大きいことが複数の関係筋の話で分かった。2020年4月撮影(2022 年 ロイター/Dado Ruvic/File Photo)

こうした中、UAEのマズルーイ・エネルギー相は「世界は原油供給を切実に必要としている」と指摘。OPECプラスは次回会合で需給バランスについて検討されると述べた。

さらに、OPECプラスは政治組織ではなく、均衡のとれた市場を維持することが使命であると強調。「この組織で政治的な問題を議論することはできず、生産量の増加は慎重な方法とメンバー間のコンセンサスによってのみ可能になる」とした。

OPECプラスは31日にオンライン形式で閣僚級会合を開く。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます