商品相場展望：引き続き警戒継続

2017/08/28商品相場展望
引き続き警戒継続


目次
●NYダウ・日経平均：警戒継続
●為替：ユーロ高・ドル安が加速も…
●貴金属：株安に警戒

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商品相場は、先週と変わらず次の方向性を待つ状況です。
まずは、懸念していました株式市場の動きから整理しましょう。


NYダウ・日経平均：警戒継続
NYダウは、先週からほとんど横ばい。
下げはないものの戻りも限定的、8/17の陰線の範疇で警戒は継続です。


日経平均は、19500円を挟んだ動きで、思いのほか戻れないといった印象。
こちらも引き続き警戒が必要です。



為替：ユーロ高・ドル安が加速も…
週末のジャクソンホールでのイエレンFRB議長、ドラギECB総裁の講演は、サプライズはなく、年初からのトレンドであるユーロ高・ドル安の動きになりました。
ユーロドルは高値更新、ドルインデックスは安値更新です。




ただし、ユーロ高・ドル安の動きが続くかは疑問的です。


貴金属：株安に警戒
ユーロ高・ドル安が進むも、ドル建てスポット価格は、大きな反応をしておりません。
このため、ドル建てのスポット価格は、金も白金も引き続きもみ合いを抜けきれずにいるため、貴金属も警戒が必要です。





金CFTCは、買い越しが増加して20枚オーバーとなり、今年に入ってからの警戒レベルです。



白金についても、買い越しは徐々に増えてきており、以前買い推奨していたレベルとは異なります。



ボリンジャーバンドを見る限り、上昇後のもみあいで、3400円台そこそこにある中心線に接近しており、上昇のトレンドを維持できるかに注目してます。




金融市場は、さらなる株価の下落を警戒するとともに、株の下落に伴う商品の下落に警戒が必要な状況は変わっておりません。

当記事は、「セントラルマーケットコラム～経済金融・コモディティ～」からの転載です。またコラムでは、経済金融、貴金属のスペシャリストによるコラムも掲載しております。こちらもぜひご覧ください。
当コラムの筆者、萩原航のセミナーも定期開催中。


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