昨日、日本時間22時からの1時間でポンドは1%の上昇をみせた。これは通年で1時間での最大の上昇幅であった。この上昇はEU離脱交渉を巡りドイツが英国に対し通商関係の合意ハードルを引き下げたという報道の影響を受けている。
1ポンドあたり1.3ドル付近から上昇を削られ1.2880ドルとなったが、ポンドはなんとか1.2960ドルまで上昇した。
ポンドは4月以来下落しつづけてきたが、先週の月曜日に下落が始まって以来初めて下降トレンドラインを上抜けした。この上抜け後、典型的なリターンムーブ(戻し)としてもう一度下落したが、上昇トレンドラインがサポートになり支えられている。
もし価格が8月30日につけた1.3045の高値を超え上昇し続けるなら、2つのアセンディングピークアンドトロウ(上昇基調の山と谷)を形成し、上昇トレンドを形成するだろう。
トレード戦略
慎重なトレーダーは、終値で新しく高値をつけ、5月以来の下降トレンドラインを上抜けするまで待とう。
一般トレーダーは、5月以来の下降トレンドラインと8月下旬の高値を超えれば、ロングエントリーするだろう。彼らは、リターンムーブ(戻し)を待つこともできるが、トレンド転換をまで確認する必要はない。
積極的なトレーダーは、8月22日の最高値の1.2938の水準を超えロングエントリーできるだろう。
慎重なトレーダーのトレード例
- エントリー: 1.3000
- 損切り: 1.2975, キリがいい1.3000のサポートを割ったら損切り
- 損切り幅: 25 pips
- 目標価格: 1.3100, レジスタンスラインを超える
- 利確幅:100 pips
- リスクリワードレシオ: 1:4
一般トレーダーのトレード例
- エントリー: 1.3100
- 損切り: 1.3000
- 損切り幅: 100 pips
- 目標価格: 1.3300, 6月から7月のかつてサポートラインであった水準
- 利確幅: 300 pips
- リスクリワードレシオ: 1:3
積極的なトレーダー
- エントリー: 1.2940
- 損切り: 1.2930
- 損切り幅: 10 pips
- 目標価格: 1.3000, キリがいい数字によるサポート
- 利確幅: 60 pips
- リスクリワードレシオ: 1:6