
記録的な生産量と温暖な天候によって、天然ガス価格が2ドル水準を割る日もそう遠くなさそうだ。
天然ガス先物価格は2月には上昇していたものの、ここ1週間足らずで6%近く値下がりし、2か月ぶりの下落幅となっている。また、価格は3年ぶりの安値を推移している。
日本時間18日午後11時30分、IEAは4月に入って3度目の天然ガス在庫量を報告した。供給過多による下げ相場は収束するのだろうか。
天然ガス在庫は、先週から870億立方フィート拡大するとの予想を上回り、920億立方フィートの拡大となった。
例年より過ごしやすい天候を受け、この春米国における暖房使用頻度は低下している。結果、天然ガス在庫は増加している。
先週の暖房度日が58度日であったのに対し、前年の同週では114度日、30年間の平均では85度日であった。暖房度日とは、暖房に必要な熱量を計算する際に用いられる指標である。
ロイター通信は、天然ガス在庫量見積もりを650億立方フィートから910億立方フィートに上方修正していた。
EIAが昨日報告した在庫量は予想を大きく上回った。5月天然ガス先物のベンチマークは100万英熱量あたり2.50ドル水準だったが、この水準は過去のものとなるかもしれない。
Gelber & AssociatesのアナリストであるKent Bayazitoglu氏は、「14日の在庫増量はまだ適切だった。市場価格は下降を続け、次のターゲットは2.50ドルとなるだろう」と述べた。「天然ガス先物が2.50ドル以下で取引されたのは2016年6月最初の5日間であった。この水準をブレイクしようと市場は6度にわたりチャレンジしてきたが、ことごとく失敗している」
テクニカル的には、5月限天然ガス先物価格は2.401ドルでサポートされると考えられる。15日、同価格は2016年ぶりの安値である2.503ドルまで下落した。
ICAPのエネルギーブローカーであるScott Shelton氏は、天然ガス先物市場が「ファンドの継続的な売り圧力によって、長期的な投資家まで売りに走っている」ことに苦しんでいると述べた。
一方、Bayazitoglu氏は、次の在庫増加量が「予想を大きく上回らない限り、2.50ドルのブレイクは週明けまで持ち越されるだろう」と楽観的に予想していた。
一方で同氏は現物取引の価格に関わらず、今後の天然ガス先物価格の続落を予想している。2020年1月先物は3ドル水準を割っており、2024年までの先物もその水準に達することはなさそうだ。
混合ガスの生成のために、石炭よりも安い天然ガスの需要が増すと強気な投資家は希望的観測をしている。しかし、Bayazitoglu氏はこのような転換は「ほぼ限界に達しており、今後さらに天然ガスの下落を止められる要素はほぼないだろう」と述べた。
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