先物取引に関心のある人なら、聞いたことがある話かもしれませんが、前回のブログ記事で個人投資家は先物をうまく活用するべきという話をさせていただきました。
なぜなら、個別銘柄と違って銘柄の選別もする必要がないし、大口投資家などの影響を受けにくいからです。
そこで今回は、一昔前に有名になった先物で稼いでいた北海道のおばあちゃんの話を深掘りしていきたいと思います。
どんな方法で稼いでいたのか気になりますよね?
それでは今日もお付き合い下さい。
北海道のおばあちゃん
このおばあちゃんは、北海道在住で自分のお店を経営している人でした。
先物名人として知られていて、小豆や生糸といった商品先物で稼いでいました。
おばあちゃんの相場の仲間たちはいつも、おばあちゃんがどのような方法で稼いでいたのか?にとても興味を持っていました。
このおばあちゃんも年齢には勝てず、病床に知人たちを集めて今まで相場で勝ち続けてきた手法を教えてあげようということになりました。
そこで、おばあちゃんは数10冊のノートを差し出したのです。
投資手法はシンプルだった
みんながそのノートを緊張しながら開けてみると、書いてあって内容は10日移動平均線の計算表のみでした。
つまり、とてもシンプルで単純な方法のみで何年間も稼ぎ続けていたのです。
相場に逆らわず売買を繰り返し利益を上げ続けていたのです。
おばあちゃんの手法まとめ
この手法についてまとめていき、日経225先物を攻略できる形にしていこうと思います。
実際にほとんどの先物投資家は、独自に設定をした移動平均線や、一目均衡表などのテクニカル指標で、方向性を予測しています。
さらには、指数や値幅を見て利食いのタイミングを計算することが基本的な投資手法であることが多いです。
そこで今回は、移動平均線による売買方法を解説していきます。
手法を理解してもらって、自分なりにアレンジしてもらうのが良いと思います。
相場では、手法が有効な時もあれば、有効でなくなってしまう時期も出てきてしまいます。
ですから、参考にして工夫してみてください。
5日と10日移動平均線(新規)
新規での仕掛けはいたってシンプルです。
5日間と10日間の移動平均線が、ゴールデンクロスをしたときに新規で買い、デッドクロスをしたときに新規で売りのみです。
とてもシンプルですよね。
しかしこれだけでは、利益を上げていく事はとても難しいと思うので、ストキャスティクス(25日)を併用していくのがいいと思います。
手仕舞いのルール
- 新規買いをしてから、ストキャスのデッドクロスで手仕舞い
(2日以内にストキャスがゴールデンクロスの場合は再度買い) - 新規売りをしてから、ストキャスのゴールデンクロスで手仕舞い
(2日以内にストキャスがデッドクロスの場合は再度売り)
これによって、利食いや手仕舞いのタイミングが分かりそうですね。
さらに追加で、ルールを設定していきましょう。
指数には、弱点と言えばいいのか、クセのようなものがあります。
それは、指数が、天井圏の場合でさらに続伸することと、底値圏でも続落することに対処するためです。
追加ルール
- ストキャスが80ポイント以上の天井圏であるとき、いちどデッドクロスして手仕舞いをした後に、さらに高値を抜いて上昇する場合は再度買う。
(その時には、ストキャスは無視して移動平均線のデッドクロスで手仕舞いをする。) - ストキャスティクスが20ポイント以下でゴールデンクロスして手仕舞いした後に、さらに安値を抜いて下落する場合は再度売る。
(その場合はストキャスは無視して移動平均線のゴールデンクロスで手仕舞いをする。)
本当に儲かるのか?
相場の状況によって、儲かる儲からないというのがあるということをまずは伝えておきたいと思います。
そして、世界中で金融緩和が行われている状況で本当に儲かるのかという話になりますね。
いくつかのバックテストを行った結果、勝率こそは40%と低かったものの、利益と損失の対比は、7対3と利益が上回っていて、利益率は10%程度でした。
タイミングによっては、マイナスになるかもしれませんがこの手法は有効であると考えます。
テクニカル分析が好きで、チャートマニアの人は自分でバックテストを行ってみるのもいいかもしれません。
どんな手法でも、有効である時と、有効でない時があるので参考程度に自分自身の投資手法に取り入れてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は、先物で稼ぎまくった北海道のおばあちゃんの投資手法について話をしてきました。
有効かどうかは別として、実際に稼いだという実績があるのがこの手法です。
今は有効な手法でも、使えなくなってしまう手法もあるので稼ぐ方法は、1つでも多く習得しておきましょう!
今日も、見ていただきありがとうございました。