●相場解説
コロナワクチンの報道をきっかけに
123円付近から一気に125円台まで急騰しましたが、
その後は下げ続け、本日は124円を割り込む場面も出てきましたね。
昨日、ラガルドECB総裁が「コロナウイルス第2波は経済にとって新たなリスク」
「12月の追加緩和は緊急債券購入と長期資金供給が柱」などと発言。
来月の追加緩和について振れた事がユーロ売りとなり、
ユーロ円はズルズルと下げる結果となっています。
また、トレンドは9月以降から横ばい。
コロナワクチンの報道で急騰した11/9も
10/9高値(125.08)を引っ掛けて上ヒゲを形成しています。
さらに、テクニカル面も
75日移動平均線や先行スパンに上値を抑えられる格好となっていますので、
買うには時期尚早。
目先は、123.90付近を下値とした持ち合いとなっていますので、
グッともう一下げして持ち合いを下抜けるようであれば、
売り目線で対応したいと考えています。
【日足チャート】
【1時間足チャート】
特に、今は新型コロナウイルスや米大統領選、ECBなど、
報道をきっかけに値動きが一変する場面が多くありますので、
引き続き、急な変化には注意が必要です。
そのため、何かをきっかけに再び買われる場面もありますが、
少なくとも125円台をクリアできるまでは様子見したいと考えています。
また、再び目立った変化などございましたら
改めて解説させて頂きますので、
一つの見方として参考になれば幸いです。
それでは、本日もよろしくお願い致します。
●今日の経済指標
13:30 [日本] 9月第三次産業活動指数
16:00 [イギリス] 9月月次国内総生産(GDP)
16:00 [イギリス] 7-9月期四半期国内総生産(GDP、速報値)
16:00 [イギリス] 9月鉱工業生産指数
16:00 [イギリス] 9月製造業生産指数
16:00 [イギリス] 9月商品貿易収支
16:00 [イギリス] 9月貿易収支
16:00 [ドイツ] 10月消費者物価指数
17:00 [イギリス] ベイリー英中銀(BOE)総裁、発言
19:00 [ユーロ] 9月鉱工業生産
22:30 [アメリカ] 10月消費者物価指数
22:30 [アメリカ] 前週分新規失業保険申請件数
25:45 [ユーロ] ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
25:45 [イギリス] ベイリー英中銀(BOE)総裁、発言
25:45 [アメリカ] パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
28:00 [アメリカ] 10月月次財政収支