昨日の米ドルは東京では売られていましたが、その後一貫して買われました。特に米国の小売売上高の数字が7か月ぶりの高さを示したことで続伸しました。ドルインデックスは今年の最高値を連日更新しています。前日の95.524から95.922へと続伸しました。米ドル指数先物は11/11-18の天井圏に向かって上昇していますので、今週いっぱいの上昇はあり得ますが、来週は11/19‐26の底値圏に向かって反落するでしょう。一方、EUR/USDは11/9-19の底値圏に向かって続落しているところです。今週中にはいったんの底打ちとなり、来週は11/18-30の天井圏に向かった反発があると思われます。
メジャー8通貨のうち勝ち組ではGBP/USDが雇用統計以降買いが加速して久しぶりに最強通貨となりました。それに米ドルが続き実質的に2強となり、それらにUSD/CADが続きました。一方、負け組ではUSD/NZDが最弱通貨となり、それにAUD/USD、USD/CHF、円、ユーロと続いています。
昨日のUSD/JPYは終日強含みでした。昨日の07:00に114.156円の安値から本日の05:00に114.842円を付けるまで一貫して買われています。ドル円の一日の値幅は68.6ピップスと比較的大きな値動きとなりました。ドル円はタイムサイクル的には、11/8-18の天井圏に向かって上昇中です。今週中にいったんのピークを付け来週は11/17-25の底値圏に向かって反落すると思われます。エリオット波動的には上昇e波の動きが始まったようですが、早ければ今週中にe波終了となります。
ドル円の動きは日米金利差の要因も大きいと思われますが、昨日の米5年金利と日本5年金利差は前日の1.336%から1.346%へと続騰しています。ドル円も続騰したので金利差に順じた動きでした。日米長期金利差とドル円の相関がまた高くなってきています。中長期的には米国5年、10年金利はさらに上昇する可能性が高いので、ドル円も上値を追いそうです。その5年金利は今年の最高値1.255%から1.270%へと続騰しています。5年金利はサイクル的には11/12-19の底値圏も終了した可能性があり、このまま次の11/22-29の天井圏に向かって続伸する可能性が高くなってきています。
円は負け組でしたが、クロス円はポンド円、カナダ円が上昇、その他は下落しています。FXの戦略的には、米ドル、ドル円が続伸してきていますので、ドルストの売り、ドル円の買いが狙い目かもしれません。