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市場のボラティリティが高い中、2022年に向けて長期投資家が注目するべきETF2選

発行済 2021-12-12 20:09
更新済 2020-09-02 15:05

先週はボラティリティの高い市場環境となったが、投資家は2022年も金融市場は変動性が大きくなる可能性に対して警戒感が強い。経験豊富な投資家の多くは短期的な市場の大きな値動きに対する対応策は分散投資であると考えているだろう。

Fidelityでは分散を「投資対象を広範にし、特定の投資対象への配分を小さくすること。これによってポートフォリオの変動性を低位に留めることを目指す」と定義づけている。

このため個人投資家の多くにとって、12月は2022年に向けた投資を検討するのに適したタイミングかもしれない。この記事では検討に値するETFを2つ紹介する。

1. Fidelity MSCI Real Estate Index ETF

  • 現在の価格:32.97ドル

  • 52週間のレンジ:24.30ドル~33.50ドル

  • 配当利回り:2.77%

  • 運用報酬:年率0.08%

足元、米国のインフレ動向に関心が集まっている。FOMCは「完全雇用および物価安定のために、長期的にインフレ率2%を目指すのがFRBの使命である」としている。

先週金曜日、市場参加者は11月の消費者物価指数の結果に注目していた。直近、インフレ率はFRBが目標としている2%の3倍ほどになっていることから、インフレの高止まりがみられた場合にはFRBは早期の利上げに動く可能性がある。

Fidelity® MSCI Real Estate Index ETF (NYSE:FREL)は米国の不動産株に投資を行う。このパッシブ投資のETFは2015年2月に上場しており、インフレを予想する投資家はREITsを使ってインフレ・ヘッジを行おうとするかもしれない。

FREL Weekly Chart.

当ETFは167銘柄で構成され、MSCI USA IMI Real Estate Indexに連動した値動きになるよう設計されている。組入上位10銘柄は全体の約40%を構成し、運用資産残高は21億ドルだ。

組入上位には通信系不動産を有するAmerican Tower (NYSE:AMT)、産業用倉庫を有するPrologis (NYSE:PLD)、携帯電話の基地局やファイバー・ケーブル事業を手掛けるCrown Castle International (NYSE:CCI)、グローバルデータ・センターを有するEquinix (NASDAQ:EQIX)、個人向け倉庫を提供するPublic Storage (NYSE:PSA)などが挙げられる。

年初来、当ETFは31.7%上昇しており、直近最高値を更新した。インフレ懸念がある足元、不動産セクターは魅力的な投資先かもしれない。

最近急激な値上がりがみられているが、2022年には最高値更新も期待できる。31ドルはエントリー・ポイントの一つになるだろう。

2. Roundhill Pro Sports Media & Apparel ETF

  • 現在の価格:13.44ドル

  • 52週間のレンジ:13.16ドル~15.38ドル

  • 運用報酬:年率0.75%

Roundhill Pro Sports Media & Apparel ETF (NYSE:MVP)は世界のプロフェッショナル・スポーツ・ビジネス企業に投資を行っている。当ETFは2021年3月に上場し、運用資産残高は800百万ドルとまだ新しい小型ファンドだ。

MVP Weekly Chart.

当ETFは38銘柄で構成され、上位10銘柄は全体の約半分を占めている。

約半数は米国企業で、それ以外だとイタリア(11.9%)、ドイツ(9.1%)、トルコ(9.0%)、英国(6.4%)、日本(5.3%)と続く。当ETFのサブ・テーマとしては、プロ・スポーツが45.4%、アパレルおよびスポーツ用品(23.5%)、メディアなど(12.9%)、プロ・スポーツ・リーグおよびアリーナ(10.1%)、特別買収目的会社(SPAC、8.1%)が挙げられる。

組入上位には英国のプロ・サッカー・クラブのManchester United (NYSE:MANU)、バスケットボール・チームのNew York Knicks、ホッケー・チームのNew York Rangersを有するMadison Square Garden Sports (NYSE:MSGS)、エンターテインメント・グループで事業部門にはSirius XM Holdings やフォーミュラ1を持つLiberty Media (NASDAQ:LSXMA)、イタリアのサッカー・クラブJuventus FC (MI:JUVE)、ドイツのサッカー・クラブBorussia Dortmund (DE:BVB)などが含まれる。

3月以降、当ETFは10%ほど値下がりしている。地理分散やテーマ分散の観点から興味深い銘柄だ。関心のある投資家や組み入れ企業(スポーツ・チーム)のファンにとっては魅力的な投資先候補になるかもしれない。

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