👁 プロのようにAIの力による知見で値上がり株を特定しましょう。サイバーマンデーセールはもうすぐ終了!特別セールを請求する

Daily Commentary - 05月20日2013年

発行済 2013-05-20 17:06
更新済 2019-12-18 20:45
EUR/USD
-
USD/JPY
-
AUD/USD
-
USD/CAD
-
NZD/USD
-
USD/ZAR
-
GC
-
NWSA
-
概観

テクニカル材料に注目:

USDが主要な通貨に対して重要なサポート水準とレジスタンス水準を突破したことに加え、予定されている経済的なイベントが乏しいことを背景に、焦点は再びテクニカル面へとシフトしている。金曜日には、ミシガン大学消費者信頼感指数が2007年7月以来最高の数値を記録し、コンファレンス・ボード先行指標が予想を大幅に上回ったことで、USDは全面高となり、ドル指数(DXY)は重要なレジスタンスを突破し、ほぼ3年ぶりの高値で終わった。5月14日に終わった週に関するトレーダーズ協会の直近のレポートは、EUR、JPY、CHF、AUDにおけるショート契約が大幅に増加し、EUR、JPY、CHFだけでDXYの75%を占めたことを示している。米国株も1%近く上昇し、NYSEのマクレラン・オシレーターは反発した後、弱気な領域に突入した。

コモディティー通貨は、この週、対USDで最悪のパフォーマンスを示した通貨となった。AUD、NZD、南アフリカランドは3%下落し、AUD/USDNZD/USDが、重要なトレンドライン・サポートを下方突破する一方、USD/ZARは2年越しの右肩上がりのサポート・トレンドラインから反発した。対USDでは、EURの下落幅が、7通貨中最も少なく、EURが2002年に流通して以来、歴史的な移動平均である1.2800でサポートを見出した。しかし、50日移動平均と200日移動平均の間の「デスクロス」が金曜日に完成したことから、歴史的に見て、EUR/USDは今後一層低下すると考えられ、ヘッド・アンド・ショルダーズ・フォーメーションがこの弱気見通しに拍車を掛けている。EUR導入以来行ってきた我々の過去のデータ検証試験によれば、このショートは、45日以内に平均5.57%(中央値の場合は47日以内に4.35%)のリターンををもたらしており、5回中1回だけが、同期間内に1%以上のEUR/USDの上昇を招いている。EUR/USDのデスクロスの重要性を論理的に認識するために例を挙げれば、50日移動平均が200日移動平均を上回る「ゴールデンクロス」では、6例中5例(83%)で1%以上予想と反対方向に動いている。しかし、より重要なのは、2012年9月から始まったヘッド・アンド・ショルダーズ・フォーメーションであり、これらのフォーメーションは、統計的な重要性を示してきたことから、圧倒的なターゲットにも拘わらず、むしろ信頼できると考えられるためである。現在のフォーメーションによって設定される価格ターゲットは、1.20を下回っているが、1.21がより現実味のあるターゲットである。リバーサル水準でもある試されたトレンドライン・サポートは、過去のデスクロスに基づくターゲットであり、ヘッド・アンド・ショルダーズの約半分がそれらの大きなターゲットに合致しており、少なくとも5%の動きで94%が達成されることを考えれば、より保守的なターゲットであると言えよう。ヘッド・アンド・ショルダーズのトップは、いったん突破すれば、その3分の2は、ネックラインを試すと言われているため、忍耐が求められる。

本日、EUから発表される唯一のデータは、イタリアの工業受注および売上高であり、これに対する利用可能な予想は存在しない。米国では、シカゴ連銀による全米活動調査が発表される予定で、これに対する予想は発表されていない。火曜日には、英国の物価データの発表が控えており、水曜日には、金融政策が焦点となるだろう。この日、日銀会議が開催され、FOMCおよびイングランド銀行が前回の会議の議事録を発表し、バーナンキ議長が議会証言を行う予定で、市場は、彼が量的緩和の後退を示唆するかどうかに注目している。木曜日には、PMIが発表される予定で、米国、中国、フランス、ドイツ、ユーロ全域では、すべてのPMI速報値が改善すると予想される。週末には、米国の耐久財受注指数、ドイツの消費者信頼感指数、企業景況感が発表される。

マーケット

EUR/USD

EUR/USDは、金曜日のセッション中、最も長時間にわたって、終値に基づくヘッド・アンド・ショルダーズ・フォーメーションのネックラインである1.2855においてサポートを見出していたが、テクニカルな動きでこの水準を下方突破した。トレンドライン・サポートが1.2795に現れ、米国の消費者信頼感指数が好調だったとの発表を受けて、意外にも30pipの反発が生じた。そのすぐ後に、コンファレンス・ボード先行指標が予想よりも好調だったことが発表され、この反発は若干調整されたが、安値が再び試されることはなかった。しかし、レジスタンスが1.2840に現れた。サポートは、1.2795 – 1.2770の領域に現れる可能性が高く、後者の数値は、スパイクに基づくヘッド・アンド・ショルダーズ・ネックラインである。この領域を下方突破すれば、2013年に見られた1.2750の安値を突破する可能性が高く、より強力なサポートは、少なくとも最初は6ヵ月ぶりの安値であり、7月~2月のラリーの61.8%リトレースメント水準でもある1.2680に現れるだろう。レジスタンスは、1.2860に現れる可能性が高く、この水準を突破すれば、レジスタンスは1.2905に現れるだろう。

USD/JPY

USD/JPYは、午前中に102.30でサポートを見出し、米国のデータが予想よりも良かったことを受けて、102.70のレジスタンスを突破し、その後、これらの上昇を維持し、足場を固めた。しかし、今週、同ペアは、日曜日の日本の財務相による「JPYが大幅に下落し続ければ、国民の生活にマイナスの影響もあり得る」との発言を受けて、102.70の下方ギャップで幕を開けた。当初のサポートは、101.95に現れ、その後サポートは101.35に現れる。103.30の高値は、再びレジスタンスとして機能する可能性が高く、次のレジスタンスは103.90に現れるだろう。しかし、もし下げて終われば、RSIとストキャスティクスが買われ過ぎの水準にあり、いずれのモメンタム指標も、弱気のクロスオーバーを形成する可能性が高いという点には留意すべきだろう。

USD/CAD

• カナダのCPIが低下し、予想よりも悪い結果となったにも拘わらず、同ペアに影響を与えることはなかったが、米国のデータが予想よりも良かったことから、USD/CADは1.0240を突破し、2010年2月以来形成されてきたパターン・レジスタンスに近付いた。このパターンから過去に乱高下が生じていることから、慎重さが求められる。金曜日に最大の動きを示したUSD/CADに対するサポートは、2009年3月~2011年7月の大幅な下落の23.6%リトレースメント水準である1.0275に現れ、レジスタンスは約1年ぶりの高値である1.0310に現れるだろう。トレンドライン・サポートは、1.0240に見られ、次のレジスタンスは1.0340に見られるだろう。



• 金の下落は究極の状態に達しており、7日連続の下落で、先週は6%以上下落した。USDに対してプラス材料となる米国のデータが発表されたことで、1370ドルのサポートを下方突破し、本日、金は1350ドルのサポートを下方突破するだろう。現在、強力なサポートが最近の安値である1322ドル~1330ドルに、また、注目すべきフィボナッチ水準が1285~1300ドル領域に存在する。レジスタンスは、1350ドルと1370ドルに現れる可能性が高い。

WTI

• WTIは金曜日、主たる勝者となり、ドライビング・シーズンによる需要拡大期待から、ラリーを継続し、96.45ドルのレジスタンスまでスパイクし、その後、USDが米国の明るいニュースを受けて上昇したため、戻した後、午後遅くの反発では96.20ドルでレジスタンスを見出した。強力なトレンドライン・レジスタンスが97.30ドルに現れ、トレンドライン・サポートは95.50ドルに現れ、次のサポート水準は、94.50ドルと、50日移動平均である93.50ドルに、また、200日移動平均である92.35ドルに現れるだろう。WTIが上げて終われば、強気のRSI-MAクロスオーバーを形成するとみられるが、トレーダーは、ストキャスティクス・オシレーターが、買われ過ぎの領域にあることにも留意すべきである。

通貨レートベンチマーク - 今日の勝者と敗者

マーケット概要

最新のコメント

次の記事を読み込み中です
当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます