【マーケットコメント】-EUR/USD、トライアングルブレイクなるか
本日の外為市場も株式にらみの展開となろう。
注目すべき通貨ペアはEUR/USD。「株高=ユーロ売り/株安=ユーロ買い」というパターンが確立される中、テクニカル面ではトライアングル内でのこう着状態が継続中。
ただ、レンジブレイクの兆しが見え始めており、本日の株式動向次第ではそれを達成する可能性がある。 ユーロ相場や株式動向を左右する要因として注目したいのは、日本時間20時の英中銀政策委員会と20時30分に公表予定の欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨。前者はEUR/GBP経由でEUR/USDの変動要因となる可能性がある。後者は、欧州株式経由でEUR/USDの変動要因となろう。
また、翌3時に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で米年内利上げ観測がさらに後退すれば、トライアングルの上方ブレイクの要因となる可能性があろう。
【EUR/USD日足チャート】