この記事はnoteの転載です。
2019年12月に症例が確認されて以来、コロナウイルスは中国以外の地域でもどんどん広がりを見せており、世界経済は大混乱に陥っています。
資金繰りが立ち行かなくなって倒産せざるを得ない飲食店や旅館の話は毎日のように耳に入り、もはやどんな業態の企業であろうと対岸の火事と高を括っていられる事態ではありません。
当然のようにスタートアップファイナンスにも直撃しており、例年ほどには投資を実行していない海外のVCが大半を占めています。
(*グラフ右端が2020年1月〜3月の投資件数を示しています)
しかしこんな状況下でもVCから資金を引っ張ってこられるスタートアップも確かに存在しています。
多くのVCがスタートアップのExitを約5〜7年で考えているとして、とりわけアーリーステージの投資に関しては、今後数年続くであろう不況を乗り切ってExitする力があると判断したものと考えられます。
さて、この記事ではそういった名門VCお墨付きのスタートアップについて調べ、共通点を探ろうとするものです。
なお、ここでいう名門の定義は独立系でExit実績が約200件+であることで、それらのVCによる今年3月以降の投資案件を確認していきます。
この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。
Accel
Public.com
ラウンド:シリーズB
ラウンド調達額:$15M
*リード投資、シリーズAからのフォローオン
手数料ゼロで個別株、ETFに投資できるアプリ。
Accelが目をつけたのはSNS機能のようで、Yahoo!ファイナンスの掲示板のようなもの。他のユーザーがどこに投資しているかが可視化され、なぜ投資したのかなどの議論ができる。
手数料以外のマネタイズ方法として以下をあげています。
①貸株料
②投資されていないキャッシュで金利を稼ぐ(0.2%)
③スマートルーティング(貸株との違いがいまいち不明)
④サブスク(開発段階)
UserTesting
ラウンド:シリーズC
ラウンド調達額:$100M
ひとことで:消費者からのフィードバックを即時回収するプラットフォーム
2007年創業の老舗スタートアップ。
プラットフォームの構造
企業:使って欲しい機能やサイトをUserTestingを介して消費者に提供
消費者:それを使って得た気づきなどをUserTestingに報告、報酬を得る
SaaSの流行も後押しになっています。SaaSはとりわけ機能を改善し続けることが重要な業態かと思いますが、数時間以内に顧客からのFBを得られるチャネルはかなり重宝しますね。顧客企業も超有名どころが勢揃い。
実際のテストの様子は以下のような感じ。
Quoraによると多くの消費者が月あたり$300-$500の報酬を得ているとのこと。また、公式のFAQによると多くの消費者は週に1,2回テストに参加しているとのこと。
テストは1回あたり20分で、報酬は$10。米国の平均的な時給が$27なので、場所を選ばない点も加味して少し割の良いお小遣い稼ぎになってるみたいですね。
昔はアンケートに答えると〇〇円!みたいなサイトがよくありましたが、活字は人によって表現力に大きな差があったり、適切なFBを回収できないですからね。
画面共有など現代の技術を駆使することで、回答している消費者すらも気づいていないニーズに気付ける可能性があるプラットフォームを築いています。
Ada
ラウンド:シリーズB
ラウンド調達額:$44M
ひとことで:チャットボットでCRMを最適化
Adaはカナダで2014年に創業された、ACXという領域のプレイヤー。
ACXはAutomated Customer Experienceの略称で、Adaは顧客企業に合わせたチャットボットを導入し、その後のデータ分析、コンサルまで一気通貫で行う事業を展開しています。
・30日間あれば、従来の問い合わせ件数のうち30%がAdaのチャットボットのみで解決
・顧客の待ち時間を最大98%短縮
・問い合わせ全体の80%以上がチャットボットで解決
カスタマーセンターはSaaSの流行で最近は重要視されてきていますが、それでもコストセンターと思われがちな部署。Adaは顧客からの問い合わせを吸い上げつつも、大幅に工数を削減してくれる優れものです。
ちなみに、Accel意外にもFirst MarkやBessemerなどが以前のラウンドに参加しており、結構注目を集めている模様。
Humio
ラウンド:シリーズB
ラウンド調達額:$20M
*前回ラウンドからのフォローオン
ひとことで:オンプレでもクラウドでも、無制限にログを記録できるログ管理ツール
ここ数年サイバーセキュリティ領域は盛り上がってきている印象ですが、Humioは2016年にロンドンで創業されたログ管理プラットフォーム企業。
MicrosoftやBloomberg、ノルウェーの銀行などを顧客に持っています。
JUSPAY
ラウンド:シリーズB
ラウンド調達額:$21.6M
*前回ラウンドからのフォローオン
ひとことで:オンラインストア向けの決済効率化ツール
Juspayは2012年創業のインド企業で、今の所Amazon IndiaやSnap deal、Flipcartなど現地の有力EC企業を顧客に持っています。
具体的な数値としては、決済完了までの速度を従来の2倍にし、CVRを9%改善しているとのこと。
実際に見た方がわかりやすいので以下にYouTubeのリンクを貼っておきます。
Juspay自体は決済ツールではなく決済プラットフォームに統合して使うツールなので、購入に至るプロセスまでのどこで顧客が離脱したかといった情報のフィードバックも受け取れます。
マネタイズは企業ごとに異なる定額課金のようで、詳細には不明でした。
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a16z
Netlify
ラウンド:シリーズC
ラウンド調達額:$53M
*シリーズBに続いてのフォローオン投資
ひとことで:デベロッパーの生産性を上げるWeb開発プラットフォーム
Netlifyは2014年に米国で創業されました。
デプロイに時間がかかり、セキュリティやスケールアップが難しいとされるWebサーバーの概念を抽象化したことで、超高速なWebページ運用を可能にしています。
価格設定は以下のようになっています。
現状30万人以上のデベロッパーが使用しているとのこと。
Everlaw
ラウンド:シリーズC
ラウンド調達額:$62M
ひとことで:弁護士事務所向けの業務効率化ツール
弁護士業務は大量のドキュメントに囲まれ整理と検索の手間が大変なことで有名ですが、Everlaw を使うと事務所内で使っているEmailやExcelファイル、PDFなどを横断で細かい条件を指定し、検索できるようになっています。
また、チーム内でのコラボレーションも可能で「この書類はこの人には見せるけど修正不可」といった権限の付与も案件単位で可能とのこと。
Mainframe Industries
ラウンド:シリーズA
ラウンド調達額:€7.6M(≒$8.3M)
*リード投資
ひとことで:クラウドベースのMMOゲーム開発会社
Mainframe Industriesは2019年4月に創業されたばかりのフィンランドのゲームベンチャー。まだどういったタイトルが発表されるのかは明かされておらず、この企業に関しては現状あまり言えることはありません。
ご存知の方も多いかとは思いますが、クラウドゲームではモバイル、PC、据置ゲームなどの間で機種に囚われずシームレスなプレイが可能になります。
プレイヤーはどのデバイスからでも自分のゲームにアクセスし、誰とでも対戦することができるようになります。クラウドゲームのストリーミングは、NetflixやSpotifyが映画や音楽で行ったことと同じですね。
a16zが投資を決めた大きな理由として、クラウドゲームのトレンドとMainframeの提携先の存在があると述べられています。
前者はGoogleのStadiaが筆頭ですが、Microsoftは今年中にxCloudサービスを発表するとされており、Amazonも最近Wavelengthという5Gのゲーム配信のためのテクノロジーを発表しました。
後者はLeague of Legends運営のRiot Gamesのことを指しています。
ちなみにa16zのGPであるAndrew Chenは先月、3DゲームプラットフォームのRobloxにシリーズGで$150Mを投資しましたが、ここ最近はそれ以外の複数のゲームベンチャーへの投資に積極的なようです。
OfferUp
ラウンド:ベンチャーラウンド
ラウンド調達額:$120M
ひとことで:海外版メルカリ
Offerupは2011年に創業されたCtoCマーケットプレイスです。
海外ではCraigslistやletgoと並んで有名なCtoCマケプレ。海外版メルカリがよく比較される対象でもあります。
すでにMAUは2,000万人以上存在しており、スタートアップとしてはかなり成熟段階にあります。GMVは2016年の段階で$14Bと公表されており、テイクレートが10%とすると当時の売上は$1,400M、利益は$140Mといったところでしょうか。
ちなみにメルカリのGMVは2016年から2019年でもCAGR40%以上で伸びていました。米国の場合は先ほど述べた競合もおり、日本と同じような市場環境ではなさそうですが、それでも$30Bくらいは達してそうな気がしますね。市場環境が不透明ではありますが上場は近そう。
現行のメルカリと違う点としては直接の受け渡しも可能ということ。
なので、メリットとしては
・家具など郵送できない大きいものが手放せる
・直接買い手に手渡すので、梱包/発送の手間がいらない
などが挙げられそうです。
Allset(なぜか公式サイトがホワイトアウトするのでTechCrunchのURL)
ラウンド:シリーズB
ラウンド調達額:$8.3M
ひとことで:食事予約プラットフォーム
Allsetはサンフランシスコで2015年に創業された食のスタートアップ。今回のラウンドの目標調達額は$12Mだったようで、30%の下方修正となってしまいましたが、食関連企業がこの状況でクロージングできたこと自体が素晴らしいですね。
サービスは主に以下の2つ。
アプリで料理と時間を指定し、
・待ち時間0で食事する
・テイクアウトする
デリバリーに関してはまだ実装する予定はないようです。Uber eats形式でギグワーカーを雇うにしてもコストが嵩みますし、以前にもましてCash is Kingな現状がいつ収束するかもわからないので正しい判断だと思います。
日本よりも在宅規制が強いアメリカということもあり、注文数は従来の-60%になっているとのこと。しかし
TechCrunchの記事によるとテイクレートは12%と思われます。
*Allset is waiving its 12 percent commission fee for restaurants offering this option.
レストラン自体は開いていませんがテイクアウトには対応する店舗もあるようで、非接触型のテイクアウトにしてくれるレストランからはこの12%の手数料を免除するとのこと。(つまり儲けゼロ)
そうした努力もあってか、直近数週間で掲載店舗が200店も増えたようです。
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Benchmark
該当なし
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500 Startups
Speero
ラウンド:シード
ラウンド調達額:非公開
ひとことで:自動車のパーツ特化マーケットプレイス
Speeroは2017年にサウジアラビアで創業されたEC企業。
サウジアラビアは中東地域では高所得国ですが、全体として豊かなわけではなく、富裕層1割・中間層約2~3割、低所得層7割と言われるほど格差が大きい国です。
しかし砂漠地帯かつ途上国ならではの悪路で自動車は重宝されており、全世帯の約90%が自動車を所有しています。
低所得者層が多いことから買い替え需要が少ない一方でメンテナンス需要は一定あるように思うので、理にかなった特化をしているように感じます。
ちなみにマクロで見るとサウジアラビア国内の自動車販売台数は年々減少しています。2019年にやっと女性の自動車運転が解禁されたので、2台所有世帯が増えることが見込まれ、チャートは上昇に転じる可能性があります。
サービスは以下のようになっています。
ただのECサイトで終わらず、交換のプロフェッショナルに質問することができるので、間違いが起こらず適正な価格で購入することができるようです。
Appgain.io
ラウンド:プレシード
ラウンド調達額:$50K
ひとことで:モバイル特化のマーケティングツール
Appgain.ioは2018年に米国で創業された、モバイルマーケター向けのSaaSです。
プライシングは月額$83, $166, $250の3つ。
創業者がエジプト生まれということもあって、本社こそは米国にありますが顧客はエジプト企業のようです。
プロダクトは以下の通り。
正直特に真新しさは感じませんが、インターネット普及率がまだ50%程度のエジプトにも張っておこうという意味合いが強い気がしますね。出資額もかなり控えめ。
Esports Players League
ラウンド:シード
ラウンド調達額:$1M
ひとことで:Esportsの大会運営企業
ESPLは2019年にシンガポールで設立されたばかりのEsports大会の運営企業。
すでにアメリカやアジア各国を合わせた16ヵ国で大会を運営した実績があるとのこと。
Argineering
ラウンド:シード
ラウンド調達額:$400K
ひとことで:NoCodeのハード&ソフトウェアスタートアップ
Argineeringはエジプトで2017年末に創業された企業で、社名はArtとEngineeringを掛け合わせたもの。
正直言葉で説明するのが難しい類なのでぜひ動画をみていただきたいのですが、専用アプリ内でドラッグ&ドロップしていくつかの機能を組み合わせることで、ハードウェアが独自に動く仕掛け。
現状はオックスフォードのショッピング施設のウィンドウなどに使われているとのこと。(貼ってあるYouTubeの1:30くらいのシーンです)
ハードウェアのスタートアップはあまり出てこないので、そういう意味では注目したいところ。No-Codeなのでスマートホームにも向いてそうですよね。
ちなみにマネタイズ方法はハードの販売がメインの様子。
EICoach
ラウンド:シード
ラウンド調達額:非公開
ひとことで:オンデマンドのフィットネスアプリ
EICoachは2018年にエジプトで創業されました。
ダイエットや筋トレなど、個々人の目的に合わせてアプリを設計することができ、食事の栄養管理まで行ってくれるようです。
見た感じのUIは良さそう。
シードということもあり数値は全く分かりませんが、コロナは追い風になっているでしょうね。
Kayan Labs
ラウンド:ベンチャーラウンド
ラウンド調達額:非公開
ひとことで:低所得移民向けの金融プラットフォーム
Kayan Labsは2016年にUAEで創業されました。
現在、UAEを含むGCC諸国(湾岸協力理事会)には2,500万人の移民が存在し、そのうち2,000万人もの人々が銀行口座を持っていません。
Kayan Labsの提供するアプリ上では給与受け取り・送金・ローンなどの金融サービスを利用可能。Unbankedな人々をエンパワメントする。
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Greylock Partners
Lyra Health
ラウンド:シリーズC
ラウンド調達額:$75M
ひとことで:企業向けメンタルヘルスケア
Lyra Healthは2015年創業のメンタルヘルスに特化したプラットフォーム。
最近になってようやくメンタルの不調も病気の1つと見なされるようになってきたように思います。
Lyraの調査なのでどこまで定かか明らかではありませんが、以下のようなデータも。
離職率50%減
70%の社員が生産性の向上を示している
企業体制へのクレームが27%減少
ヘルスプランの治療費が20%減少
すでにUberやStarbucks、Genentechなどが導入しているとのこと。
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Kleiner Perkins
Netlify
ラウンド:シリーズC
ラウンド調達額:$53M
(紹介済みのため省略)
Interos
ラウンド:シリーズB
ラウンド調達額:$17.5M
ひとことで:サプライチェーン・リスクマネジメント(SCRM)の提供に特化したサービス
同社曰くARRが2018年比で8倍になったようで、驚異的な成長率。
ここ十数年の間にグローバルでサプライチェーンは急速に成長し不透明さが増したため、ほとんどの企業は誰と仕事をしているのか、誰に依存しているのかを把握できていないようです。
これらのリスクを完全に理解するために収集すべきデータは非常に多く、その解決策としての役割をInterosは担っています。
Proxy
ラウンド:シリーズB
ラウンド調達額:$42M
ひとことで:さらに便利なスマートロック
Proxyは2016年に創業されたハード&ソフトウェアスタートアップ。
SESAMIなどに代表されるスマートロックはアプリを開いてロック解除する必要がありますが、Proxyの場合はバックグラウンドで認識・作動してくれるのでまるで鍵がないドアのように入退室が可能。
現状は主に企業向けに拡大しているようで、提供するソフトウェアでは誰が何時にどこにいるのか、などの情報を管理できるようです。
あらゆるものが非接触になっていく世の中ですが、Proxyもそのうちのひとつと言えるでしょう。
Plastiq
ラウンド:シリーズD
ラウンド調達額:$75M
ひとことで:ありとあらゆる取引でクレジット決済を可能にするツール
創業者のEliot Buchanan氏がハーバード大学の授業料の支払いでクレジットカードが使えなかったのが創業のきっかけ。食費、家賃、業者への支払いなど、何千もの異なる取引にも同じペインポイントが存在することに気づき、Plastiqを立ち上げました。
マネタイズは手数料として2.5%を徴収する仕組み。
以下は大学の授業料支払いをPlastiqで行う時の例です。明示してある箇所を見つけることはできませんでしたが、おそらく元の値段の2.5%を上乗せする形だと思います。
ちなみにPlastiqはC向けサービスとしてスタートしましたが、現在では中小企業が収益の90%を占めているそうです。
ユーザーは100万人以上で、数十億ドルの取引が行われているとのことで、単純計算でも1人あたり20〜30万円/年をPlastiqで支払っています。実際には法人利用が多いのでパレートの法則的な分布になるのでしょうが、それでもスタートアップとしては素晴らしい数字のように思えますね。
ちなみに、ユーザーにとっては授業料の支払いでも、支払先がPlastiqなので確定申告の際に減税対象になるという優れもの。
Hallo
ラウンド:シード
ラウンド調達額:$614K
ひとことで:広告料ではなく月額課金制の人材紹介プラットフォーム
Halloは2017年にカリフォルニアで創業されたHRスタートアップ。
大学と企業をつなげる人材紹介プラットフォームで、スタンフォードなどの優秀層が通う大学なども利用実績があります。
具体的にはプラットフォーム上でライブ採用イベントを行う形式。質疑応答などを交わし、そのままスムーズに気になった学生(学生の場合は企業)に連絡を取れるのが特徴。
リクナビの利便性を高めたプロダクトといったところでしょうか。マネタイズは導入企業に対する月額課金で、標準プランは$200/月。リクナビは支払った広告料の多寡で掲載順位が決まりますが、一律課金の場合はそのような事態は防げそう。
日本でも現状の就活はほとんどのイベントがキャンセル、面接はビデオチャットというのがかなり増加しているようですが、全てをHalloのプラットフォームで行えるので追い風になってそうですね。
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Sequoia Capital
n8n.io
ラウンド:シード
ラウンド調達額:$1.5M(リード)
ひとことで:ワークフロー自動化ツール
n8n.ioは2019年12月にベルリンで生まれたばかりの作業効率化ツール。
n8nのユニークな点は、 "オープンソース "ではなく、"フェアコード "と呼ばれるモデルに基づいて構築されていること。
オープンソースの自由で柔軟な側面のいくつかを取り入れると同時に、コードの元の開発者がそれからお金を稼ぐことができるようなモデルを作ろうとしています。
具体的には、ユーザーが一定のサイズを超えたり、SaaSモデルのような別のフォーマットで使用したいと思ったときに課金することで、フェアコードを利用することができる模様。
個人的にオープンソースという概念は非常に好きなのですが、コードを作った人に報酬があるというフェアコードはより健全な形だと感じます。
ちなみにYコンに招待されていたにもかかわらず、ベルリンから移住したくなかったので辞退したという少し変わったエピソードがあります。
MedGenome Inc.
ラウンド:シリーズD
ラウンド調達額:$55M
ひとことで:遺伝子検査スタートアップ
MedGenomeは2013年にインドで創業されました。
同社はDNAシークエンス(塩基配列を調べる分析法)を利用して、がん、心臓病、眼科に関連する複雑な疾患の臨床遺伝学的検査を実施しています。
インド全土と南アジアの一部をカバーしており、1,600箇所以上の病院と5,500人以上の臨床医がサービスを利用しているそう。
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最後までご覧いただきありがとうございました。
著者:平田 智基
note:https://note.com/hirachan
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