WTI
ロシアとサウジアラビアの減産に向けた合意期待を背景に反発基調ムードが出ている原油価格だが、下のチャートを見る限りでは、未だ標準誤差回帰分析バンドの中心線(赤ライン)すら突破出来ない状況が続いている。
ロシアとサウジアラビアが本当に減産合意で動くかどうか、市場が未だ見極めけれていないことを示唆している。
中心線を突破しても、38ドルレベルでレジストされる可能性を常に意識しておきたい。
【WTI日足チャート】標準誤差回帰分析バンド
出所:Thomson Reuters Eikon
USD/JPY
レジスタンス
119.76:リトレースメント50.00%
118.87:リトレースメント38.20%
サポート
117.51:一目/転換線
117.00:サポートポイント、ビッド
27日のNY時間で瞬間的に119.07レベルまで上昇したものの、ローソク足の実体ベースではリトレースメント38.20%-119.00のレジスタンスゾーンの突破に失敗している。よって、本日高値の焦点は引き続きこのゾーンでの攻防となろう。119円台へしっかり乗せてくるようなら、リトレースメント50.00%を視野に緩やかに上昇する展開が想定される。ただ、売り買い分水嶺の50.00を下回り続けているRSIや一目/遅行線(赤ライン)の動向を考えるならば、常にダウンサイドリスクを警戒したい。下値の焦点は日足の一目/転換線(黄ライン)レベルの攻防で変わらず。下方ブレイクした場合は、117円台の維持が焦点となろう。
尚、直近のオーダー状況だが119.50及び120.00にはオファーが観測されている。一方、118.00及び117.70-50のゾーンにはビッドが観測されている。
【ドル円日足チャート】
出所:ProRealTimeチャート
EUR/USD
レジスタンス
1.0940:89日MA
1.0935:レジスタンスライン
サポート
1.0780:サポートポイント、ビッド
1.0710:1/5安値
日足の一目/基準線(赤ライン)の突破に成功し再び雲の攻防となるも、レジスタンスラインと並行している89日MA(黄ライン)をトライすら出来ずにいる。本日の攻防分岐はこれらテクニカルポイントだが、仮に突破に成功しても1.10レベルをローソク足の実体ベースで突破できない限りは、1.08-1.10を中心としたレンジ相場が継続しよう。一方、下値の焦点は1.0780レベルの維持が焦点となろう。
尚、直近のオーダー状況だが、昨日の上値をレジストした1.0920から1.0930レベルにはオファーが観測されている。1.0980上にもファーの観測あり。一方、1.0780から1.0750にかけては断続的にビッドが並んでいる。1.0750下にはストップの観測あり。
【ユーロドル日足チャート】
出所:ProRealTimeチャート