セレクタ・バイオサイエンシズ(Selecta Biosciences Inc)は、臨床段階のバイオ医薬品企業である。【事業内容】「ImmTOR」プラットフォームを活用して、望ましくない免疫応答を選択的に軽減する寛容原性療法を開発する。命を救う遺伝子治療の再投与と、自己免疫疾患の自己寛容の回復を可能にする。「ImmTOR」プラットフォームは、生物製剤に対する抗薬物抗体(ADA)の形成を減らし、自己免疫疾患の自己抗原に対する自己寛容を回復する。「ImmTOR」は、ナノ粒子技術を活用して、免疫調節薬であるラパマイシンを抗原提示細胞にターゲティングし、目的の抗原と組み合わせると、抗原特異的な免疫寛容を生成する。ナノ粒子は、体内への注射後も無傷のままであり、免疫反応が調整されるリンパ節、脾臓、肝臓に主に蓄積するように設計される。第III相臨床開発段階にある製品候補の「SEL-212」には、ペグ化ウリカーゼ酵素であるペガドリカーゼが含まれる。