25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、121円24銭まで上昇後、120円47銭まで反落して120円60銭で引けた。 予想を上振れた米国の4-6月期国内総生産（GDP）確定値、イエレンFRB議長の24日の発言を受けて年内の利上げ観測が再燃、また、世界経済への懸念が払拭しドル買い、リスク選好の円売りに拍車がかかった。
その後、米下院のジョン・ベイナー議長の突然の辞任発表を受けて、債務上限引き上げ、暫定予算案の協議が物別れに終わったとの思惑が広がり、政府機関閉鎖への警戒感にドル売りが再燃した。
ユーロ・ドルは、1.1125ドルへ下落後、1.1213ドルまで上昇し1.1205ドルで引けた。
年内の米利上げ観測を受けたドル買いが一時優勢となったのち、米国の政府機関閉鎖懸念にドル売りが再燃。
ユーロ・円は、134円79銭から135円34銭まで上昇。
ポンド・ドルは、1.5206ドルから1.5136ドルへ下落した。
ドル・スイスは、0.9819フランから0.9743フランへ下落した。
[経済指標]・米・4-6月期国内総生産（GDP）確定値：前期比年率+3.9％（予想：+3.7％、改定値+3.7％)・米・4-6月期個人消費：前期比+3.6％（予想：+3.2％、改定値+3.1％)・米・4-6月期GDP価格指数：前期比+2.1％（予想：+2.1％、改定値+2.1％)・米・4-6月期コアPCE：前期比+1.9％（予想：+1.8％、改定値+1.8％)・米・9月ミシガン大学消費者信頼感指数確定値：87.2（予想：86.5、速報値：85.7）・米・9月ミシガン大学1年期待インフレ率確定値：2.8％（速報値：2.9％）・米・9月ミシガン大学5-10年期待インフレ率確定値：2.7％（速報値：2.8％）・米・9月サービス業PMI速報値：55.6（予想：55.6、8月：56.1）・米・9月総合PMI速報値：55.3（8月：55.7）