木曜日午前4時に発表されるFOMCの金融政策発表を前に、火曜日の金価格はアジア時間で下落した。
ニューヨーク商品取引所の2月限金先物は、日本時間午後4時6分時点で0.2%安の1トロイオンスあたり1,249.25ドルとなっている。
一方、ドルインデックスは0.08%高の96.627となっている。トレーダーらは、金融政策の正常化に乗り出した2015年12月以来、今回で8回目となる利上げを予想しているため、ドルインデックスはほとんど変わらなかった。
しかし、市場がよりハト派な見通しをしている来年の利上げについて、FRBの利上げ見通しがどうなるかを投資家はより注目している。
9月にFRBは来年の3回の利上げを予測しているが、FOMCのメンバーたちは、世界的な経済成長への懸念が高まる中で、来年に2度の利上げを予想している。
一般的に、金はしばしばドルの値動きに敏感になる。強いドルは他の通貨保有者にとってはより高価となるため、ドル建ての商品にとって逆風となる。
Standard Charteredの貴金属アナリストであるSuki Cooper氏は「今後の取引において価格を動かす要因は、FRBへの市場の期待になる」と語った。