ブラックフライデーがやってきました! 最大60%割引InvestingProをお見逃しなく 特別セールを請求する

米国の原油生産量上昇、WTI原油50ドル割れ

発行済 2018-12-18 12:52
更新済 2018-12-18 17:14
© Reuters.  米国の原油生産量上昇、WTI原油50ドル割れ
US500
-
DJI
-
LCO
-
CL
-

火曜日のアジア時間では原油は下落している。米国の原油増産の影響により、WTI原油は今年始めて50ドルを下回った。

日本時間午後5時08分の時点で、ニューヨーク・マーカンタイル取引所の2月限のWTI原油先物は1.85%安で、1バレルあたり49.27ドルとなっている。一方でロンドンコンチネンタル取引所の2月限のブレント原油先物は、1.90%安の1バレルあたり58.47ドルとなっている。

米国エネルギー情報局(EIA)によると、米国における原油生産量は今月日量803万2000バレルになり、1月には一日816万6000バレルになると予想されている。EIAは先週に、米国における今年の平均生産量は1日1090万バレルであり、来年は一日1210万バレルになるという見通しを発表した。

「需要不足への恐怖や米国在庫が増えている中で、原油価格は押し下げられている。また、投資家はOPECが協調減産の合意を守れるかどうかを懸念している。これは、原油生産が明らかに減っているという証拠が出るまで、原油価格が引き続き下押し圧力を受ける可能性が高い」とANZ Bankがロイターに語った。

OPECと非加盟原油国は今月初旬にオーストラリア・ウィーンでOPEC総会を行い、過剰供給を避けるために協調減産の合意に至った。しかし、市場はこの合意に関しまだ懐疑的である。

投資銀行のRaymond James & AssociatesのアナリストのPavel Molchanov氏は「OPEC加盟国や、ロシアなどの非加盟国産油国(OPECプラス)がこの合意をどれくらい果たすのかは、不明確である」と言う。

ブルームバーグの報道によると、半分以上のOPECプラス産油国は11月で生産割当量を守ってはいない。また、サウジアラビアは生産割当量よりも日量約100万バレル多く生産していた。

アナリストは、世界同時株安も原油価格に悪影響を与えているという。

ダウ平均は月曜日終値で2.11%下落した。一方で、ナスダックは2.27%の下落であった。そして、 S&P 500は2.08%下落し2545.94となった。これは2017年10月以来の最低水準になっている。投資家は今月の利上げによって米国経済が低迷しないかを懸念している。


最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます