25日のアジア時間の金価格は小幅高となっている。トレーダーは、来週に控えている米中の貿易協議に注目している。
24日、ウィルバー・ロス米商務長官はCNBCのインタビューで、いまだに米中合意は解決まで「何マイルもある」と答えた。しかし、最終的には「合意に至る可能性は大いにある」と述べている。
同氏は「貿易協議は非常に複雑で、多くのやるべきことがある」とした。
クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は、トランプ米大統領は貿易協議に対して楽観的であり、1月の雇用統計は大いに増加すると予想していると述べた。
日本時間午後3時23分時点における、ニューヨーク商品取引所(COMEX)での 金先物は0.1%高で、1280.85ドルとなっている。24日の金価格は、年初来最低水準まで下落し、12月27日の安値の1275.65ドルまで下落した。
ドルインデックスは、0.2%安で96.080となっている。ドル安はドル以外の通貨を持つ投資家にとって金は割安になる。
また、トレーダーは米国の最長の政府機関閉鎖の行方を見守っている。この閉鎖は今日で34日目である。米議会上院は24日、共和党と民主党の支持する予算案2案はどちらも可決に必要な賛成票を得られず否決され、政府再開への協議は続行される。