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1日の原油価格は上昇している。原油供給への懸念が原油市場をサポートしている。今週のワシントンで行われる米中貿易協議は注目されるだろう。
WTI原油先物は0.6%高の60.5ドル、ブレント原油先物は0.8%高の68.15ドルとなっている。
OPECとOPECプラスは昨年、供給過多を防ぎ原油価格を下支えするために、日量120万バレルの協調減産を実施することで合意した。
先週、ドナルド・トランプ米大統領はOPECプラスに対して、原油価格の高騰を抑えるために増産することをツイートした。しかし、トランプ大統領のツイートはほとんど原油市場には影響を及ぼさず、OPECプラスは反応しなかった。
米国によるイランとベネズエラへの制裁は原油価格の高騰を招いている。
一方、今週の米原油在庫や原油生産はマーケットの注目を集めるだろう。
ベーカーヒューズは29日、石油掘削リグ稼働数が数年間で最低の水準となったことを発表した。
また、米エネルギー情報局(EIA)は先週、米原油供給は約280万バレル上昇して予想を上回った。
マーケットは米中貿易協議に注目している。今週、中国の劉鶴副総理はワシントンを訪問し、ロバート・ライトハイザー米通商代表とスティーブン・ムニューシン財務長官と会合を行う。