💎 今日の市場でもっとも健全な企業を見てみましょう完了

原油価格上昇 OPECが減産維持を示唆

発行済 2019-05-20 13:24
更新済 2019-05-20 16:20
© Reuters.
LCO
-
CL
-

20日のアジア市場では、加盟国と非加盟産油国を合わせた「OPECプラス」が減産を今年中維持する意向を示唆し、原油価格が上昇した。

米国の原油先物 WTI 取引は1.3%高の63.74ドルで、ブレント原油先物は1.4%高の73.20で取引されている(午後4時8分現在)。

19日、サウジのハーリド・アル=ファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は、OPEC加盟国間で原油在庫量を緩やかに減らしていく合意があったと述べる一方で、「脆弱な市場」の需要には応える姿勢を示している。

原油価格は年初来約40%の上昇を見せており、OPECプラスによる6月まで原油供給量を日量120万バレル削減する協調減産が背景となっている。

アル=ファリハ氏はOPECプラス会合の終了後、「我々の下半期の意向として、原油在庫量の抑制を維持し徐々に減らしていくものの、いずれは通常状態に戻していくつもりだ」と発言した。

一方で、アラブ首長国連邦(UAE)のマズルーイエネルギー相は、減産の緩和は「正しい決断」ではないと述べている。

6月25日には、OPEC総会で減産に関する公式決定が予定されている。

またトランプ米大統領は、ツイッター上で「イランが争う姿勢を見せれば、イランは本当に終わりだ」と発信しており、原油価格上昇の更なるカタリストとなった。

米中間貿易戦争の展開にも目が離せない。先週、中国国営メディアが対米協議再開に関心がない旨を発信すると、原油価格は若干の下落を見せていた。

また米国は中国通信機器大手ファーウェイに対する制裁措置を行い、貿易摩擦は激化の一途をたどっている。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます