24日の原油先物は反発している。23日では前日比5.26%の下落となり、これは年初来で最大の下落幅であった。
午後2時25分のWTI原油は1.2%高で58.61ドル、ブレント原油先物も1.2%高で68.59ドルとなっている。
米国エネルギー情報局(EIA)は22日、先週の原油在庫は474万バレル増であったと発表した。これは予想の60万バレル減を大幅に上回る結果となった。
ガソリン在庫や石油精製製品の在庫も同様に、予想に反して増加していた。
加えて、米中貿易戦争が再び激化していることなどを背景に23日の原油価格は下落した。
国際通貨基金(IMF)は23日、「最近の米中貿易戦争は、大いにビジネスや金融市場のセンチメントに影響を与え、世界のサプライチェーンを乱し、2019年の世界経済成長を危うくしている」と述べた。