米エネルギー情報局(EIA)は先週の米国原油在庫量が予想を超えて減少したことを発表し、18日のアジア市場で原油価格は上昇した。
午後12時56分時点で、{{8849|WTI原油先物} }は0.1%高の56.84ドルとなり、ブレント原油先物は0.3%高の63.87ドルとなった。
米エネルギー情報局(EIA)は、7月12日までの週に原油在庫量が312万バレル減少したと発表し、予想の269万バレルの減少を上回った。
ガソリン在庫量は予想の93万バレルの減少に対し、357万バレル増加したことも発表された。
一方で、中間留分在庫は569万バレル増加し、予想の61万バレル増を大きく上回った。
Clipperdataのマット・スミス コモディティリサーチディレクターは、「潜在腫瘍の大幅な低下により、ガソリンと中間留分の在庫量が増加した。来週発表のデータは、ハリケーン“バリー”の影響により更に読めない展開となりそうだ」と述べている。
今週初め、米国とイランが協議を行うとの報道により中東の緊張が緩和し、原油価格に下方圧力が掛かっていた。しかし、イランは後にこの報道を否定している。
米中貿易関係に新たな緊張が走り、懸念材料となっている。トランプ米大統領は、中国が取り決め通り米国の農産物を輸入していないことを糾弾し、中国との通商合意締結には時間がかかると述べた。
同大統領は中国輸入物品に対する追加関税の可能性も仄めかしている。