[シンガポール 2日 ロイター] - アジア時間の原油先物は上昇。発表された米原油在庫が予想外の減少だったことが材料視されている。
0138GMT(日本時間午前10時38分)時点で、北海ブレント先物 (LCOc1)は0.52ドル高の1バレル=59.41ドル。米WTI原油先物 (CLc1)は0.61ドル高の54.23ドル。一部市場の休場で商いは薄い。
1日の米国時間の取引では、9月の米製造業景気指数が約10年ぶり低水準となったことを受けて下落していた。
OANDAのシニア・マーケットアナリスト、ジェフリー・ホーリー氏は「ブレントもWTIも持ち直している。ただ、それぞれ61ドルと55ドルに近づくにつれてすぐに勢いがなくなる見通しだ」と述べた。
米石油協会(API)が1日公表した統計によると、9月27日までの1週間の国内原油在庫は、前週比592万バレル減の4億1794万バレルとなった。アナリスト予想は160万バレル増だった。