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ブラジル大統領、OPEC加盟に意欲

発行済 2019-10-31 13:07
更新済 2019-10-31 13:16
ブラジル大統領、OPEC加盟に意欲

[リヤド 30日 ロイター] - ブラジルのボルソナロ大統領は30日、石油輸出国機構(OPEC)加盟への意欲を表明した。サウジアラビアのリヤドで開かれた投資会議で、個人的な見解と断りながらも「ブラジルを加盟国にしたい」と述べた。

ブラジルは産油量が急速に拡大している。しかし、OPECに加盟すれば減産を求められる可能性が高く、ブラジルの今後の増産計画が疑問視される恐れがある。

ボルソナロ氏は、何らかの決定に備えてこれから自国の関係閣僚と相談しなければならないと述べた。ブラジルは一部加盟国より石油埋蔵量が多く、世界の石油市場安定化に寄与できるとも強調した。

OPEC当局者によると、ブラジルと加盟の話し合いはしているが、正式な加盟申請は来ていないという。

これに対し国営石油会社のペトロブラス筋は、同社内で加盟が話し合われたことは一度もないとし、大統領がこうした表明をしたのは、単にサウジアラビアにいたからではないかとの見方を示した。

国際エネルギー機関(IEA)によると、ブラジルでは沖合の油田での生産が急増しており、8月の産油量は過去最高の日量310万バレルだった。これはOPEC全体の現行生産量の10%以上で、サウジアラビアとイラクに次ぐ第3位に相当する。

ブラジルでは11月6日に産油事業の権利を巡る大規模な入札が予定され、世界の石油大手から関心が集まっている。

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