[5日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックスは4日付のリポートで、2019年の世界石油需要見通しを日量100万バレルとし、年初時点の予想(日量140万バレル)から引き下げた。経済活動の低下や天候不順、貿易摩擦を理由に挙げた。
一方で20年は、経済活動の回復、新海事法、平年並みの天気に支えられ、石油需要は増加すると分析した。
国際海事機関(IMO)の新しい海事法では、来年1月1日から硫黄分の少ない環境配慮型の船舶燃料を使用することが義務付けられた。現行では燃料の硫黄酸化物の含有率は3.5%が上限だが、0.5%に引き下げられる。
ゴールドマンは新たな海事法が20年のディストレート(留出油)需要の追い風になると予想。在庫は5年平均を大幅に下回っており、需給が引き締まると指摘した。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20191206T003729+0000