[ブリュッセル/ヘルシンキ 13日 ロイター] - 現職として世界最年少の首相に10日就任したフィンランドのサンナ・マリーン首相(34)はロイターとのインタビューで、ロールモデルとは感じていないと心境を語った。
マリーン氏の就任は世界中のメディアの注目を集め、中高年の男性が政界で重要な地位を占めている社会において同氏がロールモデルになると報じられている。
マリーンは、「自分がロールモデルとは感じていない。一部の人にとってはそうかもしれないが、われわれはみなただの人間にすぎない。重要なのは問題そのものであって、全員で対処にあたっている問題の背後にいる人ではない。誰もが大切だと思う」と語った。
20代半ばに政界入りしたマリーン氏は、気候変動と、「上の世代が(この問題に)十分な注意を払っていない」との感覚に突き動かされたと述べた。
また、成功の秘訣はなく、懸命に働くことだと説明した。
マリーン内閣は19人で、このうち13人が女性。今後、欧州の同盟国と緊密に協力していくとしている。